迷惑メールからの誘導
迷惑メールにアルファベットのデタラメな羅列のURLが記載され、誘導しようとしてくる事がある。
こういったURLへは興味本位で例えばネットカフェや、仮想マシンやTor等を使ってでもアクセスすべきではない。
URLがユニークである以上、送信したメールと紐付いている可能性がある。
だとすれば、誰かがデタラメに打って間違ってアクセスしてしまったという可能性は限りなくゼロに近い状態と言えるので、HTTPサーバにそのURLにアクセスした形跡があれば、メール受信者か、受信者が第三者に渡した事は推測する事ができてしまう。
例え悪質なスクリプト等はクライアント側でブロックできても、メールアドレスが利用されている(受信者が見ている)状態である事は知られてしまう。
もっとわかりやすく言えば、Aさんという人の郵便受けに入れたメモにしか書いていないはずの電話番号に、例えAさんではなくブラジルに住む見知らぬ人間から電話がかかってきたとしても(電話の場合は間違い電話の可能性があるが)、かけた人間はAさんの知人であったり、Aさんがバラした電話番号を取得した人物である事は推測でき、Aさんがメモを読んだ事は知られてしまう。
最近はYouTubeで“悪徳業者に×××やってみた”なんて遊び感覚の動画がよくアップロードされているが、手法の仕組みやリスクを理解してやっているのであればいいのだけれど。